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機材トラブルを最小限に抑えるために下見は重要です
今年はセミナー撮影のお仕事依頼が多く、中でも長時間の収録が目立つ非常に多いです。
そんな中、先月もセミナー撮影を数件やってきました。
先に書かせていただいたとおり、長時間の撮影にあわせて会場が広めの現場多く、小規模の場合は下見はあまり行いませんが、今年の現場は下見が必要な現場が多いのも特徴です。
下見の内容としては現場の広さ、つまりカメラの位置やどこまで画角がヨレるかの確認も重要ですが、カメラで音声を収録するために会場の音響設備の確認や、スクリーンに映し出されるスライド映像を収録するために、プロジェクターとPCとの接続状況を確認するために、実際に現場に行って状況確認する必要があります。
会場によっては音声ラインが取れる場所が会場内にない場合もあるので、実際に出力されるコネクタの形状などを含めた確認が必要。
あとは設備によってはノイズだらけだったりするので、実際に繋いでノイズが発生していないかも確認が必要です。
多少のノイズがある場合は、「グランドループアイソレーター」などをかませて対策しますが、ノイズがひどい場合は、こちらで用意したワイヤレスマイク等を使用するなど別の方法を考える必要があります。
その場合は、収録できる音声に数に制限が出てしまいます。
ステージ裏の音響設備から音声ラインを引き回すと、今回の会場ではどうしても扉を開く必要性があったので、まちがって扉が閉まってもケーブルが挟まれないようにしっかり養生を行なった上で、間違って扉が閉まっても完全に閉まりきらないように対策を施します。
操作するPCに持ち込んだ分配器を間にかませて、プロジェクターと画面収録用の機材へ映像を分配。
PC画面の収録にはいつもの「ATOMOS NINJA」を使用しています。
本番当日に映像が出ないということがないように、下見の段階で実際に接続して、プロジェクターと収録用の機材の両方に正常に映像が映るかをテストします。
このように会場や実際に行われるセミナーの規模によってはしっかりと下見を行なったことで、本番当日の機材トラブルを最小限に抑えるように行なっています。
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