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ランサーズやめたら仕事が増えた! ランサーズはやはり「奴隷ビジネス」だった③ 最終回
前回から時間がかなり経ちましたが、本日でランサーズから依頼頂いた案件が終了!
正直、内容的にも料金的にもいろんな意味で厳しい内容でした・・・。
クライアントからは追加の依頼をいただきましたが、金額面でもこのまま継続すると、正規で料金をいただいている従来のクライアントに申し訳ない。
そこで、正規に近い料金(それでも少し休め)を提示したところ、速攻、他のランサーを探しはじめました。ということで、うちが収録するのは本日で一応は終了でしょう。
料金に関しては、外部サービスを使用して受注なので、サービス利用料を差し引かれて従来より少なくなるのはしょうがないと思っていましたが、それ以外の気になる部分が色々。
ちょっと怪しい情報商材系ということもあって、こちらから角が立たないようにお断りする意味も含めて、正規に近い料金で提案したところ、別の方に乗り換えるようです。
※クライアントは希望金額は、依頼内容からして本来の相場の4分の1程度。
弊所の代わりにババを引いたランサーさんはご愁傷様です・・・。
確かにランサーズで小銭を稼ぐのはフリーランスにとってはアリですが、ここで大切なのは、このような仕事は「あえて切る」こと。
これまでもそうですが、内容・金額的に納得できない仕事を続けても、どんどんドツボにハマって同じような案件・クライアントを自ら引き寄せることになります。
勇気を持ってそれらを断ち切ると、不思議と同じタイミングでもっといい別の仕事が入ってきて、状況が変わったことがこれまで何度も結構ありました。
今回もこのランサーズ案件を切ったことで、直後に本当は今月までだった案件の継続依頼が決まりました。
当然、正規の料金で、ランサーズで受けていた料金の約4倍です。
クライアント的にも大手ですので、仕事内容もしっかりしていて信頼性が高く、こちらの実績にもなります。
やはり、ランサーズのような受注者と発注者が共に意識が低いものとは違って、全てが常識の範囲でお互いに安心して仕事ができるのがやっぱり一番です。
前回のブログから数ヶ月でこのようなことがありましたが、ランサーズ上での映像関連の動画制作案件は相変わらず醜いものばかり。
ごく稀にまともそうな案件あっても、そのほとんどが相場の3分の1程度の料金、料金以上の条件、クオリティーを要求する常識のないクライアント。さらにそれ以下の見積もりを提示する貧困ランサーたち。
これは提案(ランサーズでいう案件への参加申し込み)したことのある自分も含めて異常な状態であり、プロとして失格です。
- 「作るだけなら、誰でもできる。」
- 「金額に見合わない仕事を断るのもプロの仕事」
だと、今回の失敗であらためて実感しました。
結果、その失敗を反省して無意味な仕事や小銭を切り捨てることで、やはり教訓通りにきちんとした仕事を得ることができました。
なので今後ランサーズはやめます!
また、前回の続きとして、ランサーズで成約に至りやすいタイプを分析。
基本的に提案文の作成に長けているというのは当然ですが、常に安定して成約しているランサーにはそれ以外にもある特徴があります。
- あちこちのクライドソーシングサービス、動画マーケティング会社に外注クリエイター登録している。
※ランサーズと業務提携しているので、優先的に案件を取りやすいという流れもある。 - クリエイティブ志向で、とにかく動画を作ることが好き。
「お金 < 制作」 という、プロ意識が低いクリエイター肌。
※まさにランサーズの悪質クライアントにとってはいいカモです。 - 機材マニア
※制作実績と所有機材のバランスがオーバースペック気味
ざっと挙げるとこのような感じですが、これらはクライアント側から見れば正に願ったり叶ったりの条件でしかありません。
それをアリとするかナシとするかは本人次第ですが、映画・ドラマ・テレビ・ライブ・ショー等、様々な現場を経験し、さらに現場仕事だけでなく物事の段取りや金銭面の調整など色々な立場から先輩方に学んだ私にとっては、こんな条件や理念のもとで安易に仕事を受けてはいけない。
受けることがプロ失格だと思います。
なので、今後はそのような状況が改善されるまでランサーズを使用するつもりはありません。
※仕事を発注する立場としては、適正価格を提示する上で利用するつもりはあります。
それでもあなたは、これからもランサーズで仕事を受けますか?
※この記事の内容は、ランサーズ内のマルチメディア、動画制作のカテゴリに関する内容です。それ以外のカテゴリにあてはまることではありません。
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