03-5829-8440
ATOMOS NINJA FLAME・BLADE 初期不良を巡っての大翻弄
次の現場でカメラ以外のレコーダーが必要になったので、急遽ATOMOSのNINJA FLAMEを購入しました。
しかし、開封するとドット欠けが!!(中央あたり)
正直、この手の外国製の機材をあまり信用していないので、購入前から不安でしたが、ズバリ的中!
Blackmagic Designといい、これまでも外国製のこの手の機材は結構当たり外れが多かったので「やはり・・・」といった感じ。
購入したヨドバシに交換をお願いする際も、世間的にこういう評判の品物なので交換品も同じ症状の可能性があると伝えてから交換。(※後日談追記。 交換に関しては事情が変わったので、ドット欠けに当たった人、これからNINJAを購入しようと考えている人は下の方もお読みください)
そして数日後、届いた交換品を確認したら、、やはり今度は違う箇所でドット欠けがw
・・・・。笑う。
基本的に機材に関しては細かいことを気にしないのですが、使わなくなったものを下取りに出す際、買取業者はこちらでは気付かないこういう細かい傷を見つけては査定額を下げてくるので、今回は見過ごさずに完璧な状態になるまであきらめませんでした。
しかし、そうのこうのしているうちに意外とNINJA FLAME自体のサイズが大きいのが気になって、最終的に一回り小さいNINJA BLADEを購入。
そもそもFLAMEの4Kは確かに魅力的ですが、弊所で制作する内容では全く必要ないし、リグを組む際にも邪魔で仕方無がない。
7インチモニター自体はソニーのモニターがあるので、あくまでフルハイビジョン記録ができるレコーダー且つ画面確認ができるモニターであればいいので、5インチのNINJA BLADEの方がコンパクトで汎用性が高いと思いこちらにしました。
しかし、動作確認のためSSDをスロットに差し込んで抜いたら、簡単に擦り傷が付いてしまって、結局作りの甘さというかチープなのはどうしょうもない感じ・・・。これはNINJAに限らず海外製品ってそんなもんですよね。。日本製の素晴らしさを実感します。
このとき届いたNINJA BLADEはドット欠けもなく無事に使えそうな予感です。
とりあえず、様子をみようと思います。
→訂正、初期不良で使えませんでした。(※これも後日談あり)
NINJA BLADEの後日談(追記:2018年2月3日)
その後NINJA BLADEの動作テストした結果、電源を入れてから30分ほどすると画面がブラックアウト(画面が消えてうんともすんとも)する現象が発生。電源ランプは付いているので電源自体は入っている様子ですが、排気口がメチャ熱くて触れない。
パッと消えるというとより、映画のフィルムが溶けて穴が開いていくかのように、画面中央からもやぁ~っと嫌な感じでにじんで消えます。オーバーヒートだよね。
タッチパネル操作なので、画面が消えてしまうと操作が一切できない。しょうがないので強制終了するしかない・・・。
せっかくドット欠けのない綺麗なものに当たったのに。
これは初期不良でしょう。もはや交換には手馴れたもの・・、しかし交換品でもまた全く同じ症状が!!
ちなみにこのBLADEは、何度もヨドバシでNINJA購入→交換→返品を繰り返しているので、さすがに気が引けたというか、同じ系列の店舗が扱うものって同時期に仕入れたとしたら変化があるのか?と思ったので、平行して別のネットショップから購入したものです。
ブラックアウトする様子を動画で取って報告するものの、これまでにそういう症状は聞いたことがないという返答。そんなこと言われてもね。というわけで再度交換はやめて返品。
さて、どうしよう。
情報が欲しいので、業務用撮影機材の販売・買取を取り扱うシステム5に聞いたところ、持ち込まれるNINJAの中でFLAMEの方にはこの手の修理履歴や報告はないが、BLADEは多いそうで。。。
使用日が迫ってきて困り果てる。
こんな状況で検証もしないで現場に持ち込むことは考えられない!
やむを得ない!!ということで、システム5を信じ、再び在庫のあるヨドバシに行きNINJA FLAMEを再々度購入することに。どうかドット欠けにあたりませんように!!
結果、このとき購入したNINJA FLAMはドット欠けもなく、触れないほど熱くもなく、画面がオーバーヒートによってブラックアウトすることもなく、現場で無事使用できました!!
何度も検証しましたが、当日現場でもドキドキ。とりあえずは大丈夫そうです。
評判は知ってましたが、、ほんと、疲れた、、
NINJA BLADEを返品したネットショップからは後日報告がありました。
症状を確認した。やはり初期不良で、こんなの見たことなくて驚愕してる。生産ロットまるごとという可能性があるので、在庫をすべてATOMOS社に返品するとのことでした。
ちゃんと検証してくれて、報告・対応までしてくれたことに対しては評価します。
今後このネットショップで購入する人はこんな症状は出ないと思いますが、当たった人は同じ生産ロットの可能性もあるので、ちゃんと購入店に報告することをお勧めします。
それと、もうひとつ。
今回、何度もヨドバシとネットショップで交換して、販売代理店やメーカーに連絡が行ったからなのかは推測の域を超えませんが、最後にヨドバシで購入する際「この商品のドット欠けは初期不良に当たらない。ゆえに交換はできない。」という旨の説明を受けました。
ドット欠けは交換できません! 当たったら諦めてください。
決して安いもんじゃないのに。ATOMOS社、なんつう強気ポリシー。
今回の件で、ATOMOSもブラックマジックもほんと自分と相性が悪いと実感させられましたが、問題はこの手のメーカーが扱っている製品はすでに競合がほとんど撤退していて、もはや選択肢がないという点です。
実のところ、NINJA FLAMEとBLADEはもう昨年生産終了した販売店の在庫限り商品です。
だからといってNINJAは怖すぎる!無理!、、、というわけにもいかず。
こういった製品は、一眼レフを使った動画撮影等ではまだ沢山需要があるはずなのですが、、周辺機材の選択肢がないのが残念です。
とりあえず、時間がシビアな現場には怖くて使いたくないので、今後はなるべく別の方法で回避できるようクライアントにも提案する必要がありそうです。
最新記事
- 2024.11.18Inter BEE 2024 展示会用の製品紹介動画の制作風景
- 2024.11.08ジンバルを使ったハウススタジオでの商品紹介動画撮影 DJI RS3を使う
- 2024.10.29「実演をしない」実演士による実演動画の撮影
- 2024.10.12機材トラブルを最小限に抑えるために下見は重要です
- 2024.08.08限られた時間でのお店紹介動画の撮影とワイヤレスモニターの使用感
- 2024.07.21スマホや小型カメラでちゃんとした映像は作れない?→そんなことはありません!
- 2024.07.04梅雨時期の野外ロケは大変です・・・
- 2024.06.08「マッドマックス:フュリオサ」尺の長さではなく飽きさせないことの重要性
- 2024.05.27セミナー会場の設備確認と下見の重要性について
- 2024.05.02ワイヤレスモニタシステムとジンバルを使用したリクルート動画の制作
月別アーカイブ
2016年8月以前のブログはこちら(外部サイト)