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「美味しい」は結局主観なのですが。

2021.05.31

5月22日(土)放送された「ジョブチューン」は「銀座コージーコーナーVS超一流トップパティシエのジャッジメント」でした。
以前にもこの番組ではコージーコーナー特集をしていたので今回は二回目です。コージーコーナーで働いていたこともあるのでとりあえず放送を楽しみにしていたんですが。結果は「合格5・不合格5」のあまり芳しいとはいえないものでした。しかしそれも予想どおりというかなんというか(笑)。
コージーコーナーはご存じの通り「ジャンボシュークリーム」が看板商品でして、私の一推しは「モカエクレア」なんですが、どちらも合格をもらっていました。(昔は「オレイユ」という薄めのスポンジ生地の中にクリームが入った商品があって、なかでもイチゴオレイユが大好きだったんですが今はなくなってしまったようです。)
他にはスイートポテト、ガトーショコラ、ミルクレープが合格とれていたんですが、ほかの生カットケーキは結構厳しめのジャッジメントをくらってしまい、不合格となっていました。
なんとな~く「だろうなあ」っていう結果なんですよね・・・。コージーの商品は、ジャンシューやプリン、エクレア、スイートポテトなどのカジュアルなデイリースイーツ系統は文句なしに美味しいと思うんですが、生カットケーキとなると、見た目の華やかさとボリュームの多さにステータス多めに振っている一方、総じて大味な傾向になりがちだなんですね。それを「一流パティシエ」のみなさんがジャッジするわけですからそりゃこういう結果になるよな・・・と思いました。この番組的には(コージーに限らず)「~と思いきや!」な結果を売りにしたいところなんでしょうけど今回はちょっと難しかったみたい(笑)

ミルクレ美味しいよ~!ホールで余ったら必ずいただいてました(笑)

一方でコージーコーナーファンからは結構な反感を得てしまったみたいで、ジャッジメントの一人「テオブロマ」のショコラティエ土屋公二氏の、特にレモンパイに関する評が厳しすぎるとSNSでも話題に。
ただ、土屋氏の意見も(ああいう食べ方はどうかと思いますが!)本質はまっとうなご意見ではあるので・・・まあ私もコージーのパイ生地、昔からいまひとつだなと思っているので(笑)そこは心底共感してしまいました。

ただ、全体的に気になったのは少なくとも私が働いていたころのコージーコーナーは「高くて特別な日にしか食べられないような高級洋菓子を、リーズナブルなお値段で一般のご家庭で楽しんでもらう」がポリシーの一つだったんですよね。当時は一番高い生ケーキはナポレオンパイ、デラックスショートケーキで500円でした。
ところが今は500円近い商品がメインになっていて昔に比べて「お手軽」なお値段とは言えなくなってしまった感が強くなってしまってます。
しかも最近のコンビニスイーツの台頭により「お手軽に楽しめる洋菓子」のお株が奪われつつあります。「シャトレーゼ」の存在も大きいですよね。ローソンの「絹白クリームの苺ショートケーキ」320円なんて、大きさも味もバランスよくて美味しいんですよね。
これからのコージーは、こういう勢力と戦っていけるのかな、番組を見ていて、今のコージーコーナーはすごく「値段も味も中途半端」な立ち位置になってしまっているんじゃないかと、なんだか悲しい気持ちになってしまいました・・・。
だって、私も今は徒歩10分にあるコージーよりも徒歩30分のイトーヨーカドーにある「シャトレーゼ」の方にわざわざ行っちゃうもん・・・。

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