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3年ぶりの収録にDJI MICを投入 RODE Wireless GO II VS DJI MIC
この時期に恒例となっていた研修会が、コロナの影響でここ数年オンラインで行なっていましたが、今年は3年ぶりにリアル開催され、今回ありがたいことに弊所にまた声を掛けていただきました。
場所は新宿の超高層ビル。
新宿の街全体が見渡せる絶景の会場です。
通常は会場の音響設備から音声ラインをカメラまで引き回して接続するだけですが、今回からバックアップとして2.4GHzワイヤレスの「DJI MIC」をメインの演者マイクの側に設置するようにしました。
これまではB帯ワイヤレスのみの運用だったので、会場によっては使用できない場合もあり、何か音声トラブルがあった時のバックアップが出来なケースもあったのですが、近年各社から2.4GHzワイヤレスが出始め、充実してきたこともあって弊所でもついに導入。
過去、オーディオテクニカの2.4GHzなども一時的に使用しましたが、物としてのサイズ感や使用時間の問題から本格的に使用はしてきませんでしたが、物自体もかなり実用性の高いものになってきたのでこれを機に導入することにしました。
A帯の赤外線などはやはり送受信が不安定で使い物にならない。
そこで今回DJI MICに。
導入前に人気の「RODE Wireless GO II」と比較も散々しましたが、モニタリング、遠隔操作等の面から業務機としてギリギリ使えそうなDJI MICに決定。
ユーチューバーなどは音質が・・・とか散々言ってますが、全く問題なし。
機材導入時はこれまでもユーチューバーのレビューなども参考してますが、実際の現場ワークレベルと趣味でやってるクリエイターとは全く視点が変わってくるので、結局参考程度にしかならないのが現実。
皆さんも機材を選ぶときはユーチューバーの言ってることは参考程度にして、自分の制作スタイルを考慮して選ぶように心がけてくださいね。
はっきり言って、RODE Wireless GO IIは音は確かにDJI MICに比べて抜けはいいですが、直接演者に装着したとき見た目がまずカッコ悪し、視聴者の目がどうしても本体に入ってしまうぐらい目立ちすぎる(ピンマイクつければ別だが・・・)。
クライアントワークでは正直通用しないと思います。
だからと言ってDJI MICも完璧ではなく、モニターする際、演者が近かったり、声量が大きいと遅延がひどくて音声をモニタリングする際、混乱し、ストレスになります。(実際に収録されている音声では、映像と音声の遅延は見た目上ほぼわからないから影響はほぼない。)
しかし、それ以外の細かな機能(アプリを使わず受信機側で全てコントロールできるなど)が実用的で仕事として映像制作をしている立場からすると、十分に対応可能な機材です。
今回はバックアップとしてボイスレコーダー的に使用して、音声もしっかり拾えていたので、今後はインタビューなどでも使っていきたい思います。
ただやはり、充電式なので電池が使えないのはどうしても痛いですねど・・・
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