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映像制作の準備・考え方・比較など、作る前に知っておくと便利なTIPS集。
「実写映像」と「アニメーション」、動画販促ではどっちが効果的?
ここ数年で映像制作も様々な内容が増え、その中で目立ってきているのが「アニメーション」での動画。
数年前から某代理店がCMで積極的に活用して一部で話題になる動画もいくつかありました。
映像制作会社でも、イラストレーターやアマチュア漫画家にアウトソーシングしたアニメーション動画を積極的に使用するところが増えてきています。
そこで今回は、「実写映像」と「アニメーション」の映像制作の違いや特徴について、少しお伝えできればと思います。
※ここでのアニメーション動画とは、撮影を一切行わずにアニメーションCG(2D/3D)のみで作られている動画のことを指します。
ユーザー視点からみる!「実写」「アニメーション」動画制作の効果
■ その1 「インパクト・受け入れやすさ」
【実写】の場合
普段から見慣れているので、比較的インパクトは薄い。
しかし見慣れている分、よほどのものでない限りは嫌悪感も少なく幅広い年齢層に受け入れられやすい傾向にあります。
【アニメーション】の場合
普段、実写の中で生活している私たちにとっては、アニメなだけでインパクトはあります。
しかし、キャラクターやデザインで、受け入れられ方が大きく変わってきます。
好みにはまった人には愛着をもってもらえるので、ターゲットとその好みをしっかり把握することが必須。
■ その2 「情報伝達」 どっちが伝わりやすい?
【実写】の場合
「使っている」「動いている」様子は、実写がとても効果的。実際の映像で見せると一目瞭然で分かりやすいです。特に真実味を伝えたいならごまかしの効かない実写に勝るものはありません。
ちょっとした表情の変化や力加減、しぐさ、ニュアンスなどが、一瞬見ただけでもすぐにわかるのは実写ならでは。
【アニメーション】の場合
外側からはわからない「内部構造」や、仕組みやフローなどの「現物がないもの」はアニメーションが最適。というか、これしかありません。
また、実写は意識して見なくても様々な情報を吸収してしまうため、無駄な情報は与えたくない、雰囲気を変えたくないという場合も効果的です。
しかし、雰囲気を重視するがために、実際に見せた方が分かりやすいものをあえてアニメにすると、実写以上に分かりづらく混乱するので見極めが必要です。
■ では、制作時間、コスト面は?
【実写】の場合
演者、物、使用方法などがそろった状態でスタートするので、納期や費用の予測・調整が比較的しやすい。
また、実物が目の前にあるのでイメージのすり合わせがしやすい。ヒヤリングや構成の確認をしっかり行うことで完成イメージのズレも起こりにくく、スムーズな進行が可能です。
しかしインパクトを重視するなら、有名人の起用やセット(背景の)、奇抜な企画・演出力が求められ、表現するためのコストが必要になります。
【アニメーション】の場合
見せるものがない「ゼロ」からのスタートなので、期間とコストが必要。
デザイン、動き、キャラクターなどに個人の好みが出やすく、脳内のイメージはすり合わせが難しいので、デザイナーに全てを任せると取り返しがつかないことに。サンプルを作成するなど、こまめな具現化と進行チェックが必須。
しかし、デザイナーを気に入った上での依頼であれば、これまでにない満足度に仕上がります!
■ まとめ
以上が、「実写」「アニメーション」動画制作の特徴でした。
PR内容別にまとめると、
【実写】向き
商品(実物を見てわかるもの)、人と人が直接関わるサービス、店舗紹介(飲食店、サロン等)などに最適。
- 見てすぐわかる
- いちいち説明しなくてもわかる部分が多い
- 現実と同じように自分に置き換えて想像しやすい
- 幅広い年齢層に受け入れやすい
- 予算や進行管理がしやすい
【アニメーション】向き
商品やサービスの仕組み、クラウドサービス、現実でない世界観のもの(ゲーム等)、存在だけアピールできればいいものなどに最適。
- インパクトがある
- 不要な情報を与えない
- 優しさ、強さ、スマートさなどイメージの強調が可能
- IT慣れした若者などに受け入れられやすい
- 仕様が変わらない限り、長く使える
使い分けでもっと効果的!
かっこよさや世界観を大事にするあまり、すべてを実写映像、すべてをアニメーションで制作するのではなく、使用シーンは実写、仕組みやフローはアニメーションというように、適切に情報を伝えられるよう使い分けをするのも大切です。伝わらなくては意味がありません。
「実写」がいいのか?
「アニメーション」がいいのか?
動画制作でお悩みの方は、参考にしていただければと思います。
ニュータイププロジェクトでは、実写中心でアニメーションで補足する、分かりやすい販促用動画を数多く制作しています。サンプルや制作事例も数多く掲載していますので、そちらも是非ご参考ください。
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