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映像制作の準備・考え方・比較など、作る前に知っておくと便利なTIPS集。
効果の高い動画CMの陰に「リスク」あり!!~様々なリスクを踏まえた上で取り組む覚悟が必要~
前回は、2018年以降の動画販促の在り方ということで、「テレビCMとネット動画CMの違い」についてあらためて復習しました。
今回は、「どのような動画が視聴者に受け入れられやすいのか?」ということについてお話します。
- 1.「なぜ、動画CMは嫌われるのか?」
~テレビCMとネット動画CMの違い~ - 2.効果の高い動画CMの陰に「リスク」あり!!
~様々なリスクを踏まえた上で取り組む覚悟が必要~ ←今回はここ - 3.思い込みがすべての失敗の始まり!
~ユーザー(視聴者)の気持ちを意識した動画作りを意識する~ - 4.中小企業こそ動画を活用して差別化を図る
~「クリエイティブ」よりも「見せ方」を意識するべき~ - 5.効果の高い動画を作るには制作会社選びも重要!
~広告とHP内容にズレがある場合はちゃんと確認してみよう~
前回の記事も合わせてご覧ください。
効果の高い動画CMの陰に「リスク」あり!!
~様々なリスクを踏まえた上で取り組む覚悟が必要~
インターネットは能動型のメディアです。
まず意識しなければならないのは、ほとんどのユーザーは目的をもって情報収集するために使用しているということです。
何かを知りたい、探したい、買いたい、といった感じです。
時間つぶしに意味もなくスマホをいじってるだけという場合でも、「YouTubeを見る」、「Yahoo!ニュースを見る」という選択は自らの意思でやっています。
スイッチを入れたら何かが勝手に流れているテレビとは違います。
ネット広告の出し方も変わってきた
ネット広告といえば、検索した際に入力したキーワードと合致した際に表示されるものが代表的ですが、最近はそのようなやり方も変わって来ています。
最近は、ユーザーが興味・関心があるもの、またはユーザーに関連性の高い広告を表示させるという仕組みの「興味関心連動型広告(行動ターゲティング広告)」が改めて注目されています。
例えば、料理系の動画ばっかり見てたら、いつの間にかそんな広告ばっかりが表示されるようになったり、猫を紹介するブログを見ていたら、その後、そのブログとは違うサイトを見ていてもやたらとペット系の広告が表示される。
または、独身男性であれば、クリスマスやバレンタインの近くになると婚活系の広告が表示される・・・など、経験はありませんか?
この広告は、これまで閲覧しているサイトの情報や、年齢、性別、地域などのデータをいつのまにか収集されて、それに合わせた広告を表示させるという方法です。
これは今に始まったものでもなく、ネット広告が普及しだした頃からあるものです。
しかし、時間の経過や、その辺の知識が乏しい広告会社によって中々うまく効果を引き出せていない人が多いのです。(忘れがちというか、知っててあえて触れない・説明しないという確信犯が多いのですけど。)
キーワード検索広告はテレビを見るのと同じ「受動型」
興味関心連動型広告はネットユーザーの行動と同じ「能動的」
今ネット広告で意識しなければいけないのは「興味・関心」「関連性」になります。
このことを認識しないと、本当に費用対効果の高い動画を作ることはできません。
テレビCMと同じような動画を制作したり、それと同じ効果を期待しても、ネット上では違うということです。
ネット動画での「興味・関心」「関連性」は?
では、その「興味・関心」「関連性」は、ネット動画の場合はどうやって持たせるのか?
それは、
・芸能人やその時々の旬な人をキャスティングする
・クオリティーの高い動画を作って興味を引く
・奇抜なアイデア、演出で話題性を高める
などといった方法が挙げられます。
では、それらのメリット、デメリットは?
メリット
- 話題性が高く、口コミや拡散されやすい。
- 商品・サービスの知名度が上がる。
- 露出が増える分、売り上げアップになる。
- ブランディング効果が期待できる。
デメリット
- キャスティング費用(ギャラ)が高額。
- 動画の制作費そのものも掛かる。
- 使用期間が限られる。
- おもしろい企画力が必要。
- 発注側もそれなりに制作経験が必要。(ないなら費用をかけて代理店に丸投げ)
- 効果も高いが、ちょっとハズすと炎上するリスクも高い。
- ユーザー(視聴者)によっては企業そのものに不快感を持つ。
そんなの、言われなくてもわかってるよ!という方もいらっしゃると思いますが、主にコスト面においてはかなりの予算確保は必須ですので、こういった手法は大手企業でないと中々難しいのは一目瞭然だと思います。
では、リスクを負いたくないわけではないが、大手企業や予算が潤沢な企業と違って、正直予算をあまりかけられない中小企業が動画を活用する場合、どのようなポイントを押さえるべきでしょうか?
次回はそのあたりに触れたいと思います。
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