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映像制作の準備・考え方・比較など、作る前に知っておくと便利なTIPS集。
年商や会社の規模で業者選ぶなんてナンセンス!分業制そのものが作業スピードを遅らせる一番の原因なんです!
これまでは、クライアント自身が動画の質を下げる危険性ということで、「映像制作業界にも住み分けや得手不得手がある」についてあらためて復習しました。
今回は、「制作会社を規模で判断すると損をする」ということについてお話します。
- 1.「大手企業だから安心」なんていうのは時代錯誤!
今の時代にわざわざ大手を選ぶメリットは本当にあるのか? - 2.映像制作会社の名前を知っていますか?
一般の人があまり知らない制作会社の種類と分野 - 3.年商や会社の規模で業者選ぶなんてナンセンス!
分業制そのものが作業スピードを遅らせる一番の原因なんです! ←今回はここ - 4.想像力のない担当者がせっかくの動画を台無しにする!?
紙媒体と同じ意識で作るからテンポの悪い、つまらない動画になってしまう - 5.クライアントが口を出すから問題を解決ができない!
プロに任せてそれぞれの役割をきちんと果たすことが重要!
年商や会社の規模で業者選ぶなんてナンセンス!
分業制そのものが作業スピードを遅らせる一番の原因なんです!
弊所のような小規模で制作を行う場合、お客様から「その人数で納期の方は間に合いますか?」というご質問をたまにされます。
最近打ち合わせに伺った企業では、制作内容について詳しく説明もせずに、
「御社の年商や資本金はいくらですか?」
と、制作実績や内容についての話よりも会社の規模で判断するつもりなのか?と正直耳を疑うような質問をしてくるところもありました。
そもそも我々のような制作業において必要なのは、個人個人が持っているスキルや経験であって、会社の規模や年商を聞いたところで、何の意味もありません。
まずはお客様自身が
- どのような動画を作りたいのか?
- 何のために動画が必要なのか?
- 何を目的としているのか?
- 予算はいくらまで出せるのか?
などの情報を元に、人や機材の手配、内容やスケジュールなどを調整していきます。
通常は、撮影をする人、照明をあてる人、音声を録る人、編集をする人、ディレクションをする人と、それぞれの役割がほぼ決まっています。
また制作業務というのは、撮影した素材がなければ次の編集作業に進むことができません。
さらに、ナレーションやBGMを付ける最終段階の作業も、まずは映像が完成しないとその作業に進むことができません。
つまり、撮影のみ、編集のみといった1つ1つの工程であればマンパワーだけで作業効率を上げることはできますが、他の工程と合わさる限りは全体のスケジュールや納期を短縮するには限界があるのです。
この辺りを勘違いされている方が実際に結構多いのですが、スタッフが多いからといって決して納期が早くなるわけではありません。
あくまでどのようなものを作るか次第になります。
前の章でもお伝えしたとおり、大手の制作会社や大勢のスタッフで制作を行うということは、必然的に大きな案件であり、その分制作コストや人件費も大きくなり、納期などもかなり余裕を見ておく必要があります。
逆に少人数で対応できるような案件であれば、撮影、編集、ディレクションなどマルチに対応できる優秀なスタッフが数名いればいいだけの話で、その方がレスポンスや納期も早い場合があります。
つまり、制作会社を選定する際は制作会社の「規模」で選ぶのではなく、自分たちが依頼したい動画の内容にあった制作会社を選ぶことが正解といえます。
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想像力のない担当者がせっかくの動画を台無しにする!?
紙媒体と同じ意識で作るからテンポの悪い、つまらない動画になってしまう
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